看護師

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祖母の死で目覚めた看護師への道

私は覚えていないのですが、小学校の高学年の時に、10個上の近所に住む従妹の姉が看護師をしていました。寮に住んでいてたまにしか帰ってきませんでした。たまに会うと姉に看護師の仕事について色々と聞いていたみたいです。その時に、「世話好きだからきっと、看護婦さん出来るね」と言われたそうです。

高校の進路を決める時期に、看護師だった姉の家に同居していた、私の母方の祖母が老衰で亡くなりました。老衰だったため、自宅で息を引き取ったのです。亡くなってすぐに私は駆けつけましたが、泣くことしか出来ませんでした。もちろん、他の親族も同じです。

しかし数時間して、従妹の看護師の姉が到着したのです。姉は祖母の姿を見た途端に泣くどころか、看護師で言う死後の処置(亡くなった患者さんの身体を綺麗に拭き、着替えをさせる)を始めたのです。何をしているのだろうと不思議に思い、皆々が部屋を出て行く中、姉の行う行為を見ていたのです。

祖母のオムツや、穴という穴(耳の穴や口、鼻など)に綿をつめていき、亡くなっている祖母の、重い身体を支えながら必死にやっている姿にとても感動しました。みるみるうちに、綺麗になっていく祖母。そし姉は、なんのとまどいもなく、自分の化粧品を祖母に使っていたのです。そして、「終わったよ」と私に言うか言わないかの所で泣き崩れたのです。

私はとても姉を誇りに思い、一緒に祖母に別れを言いました。その時に思ったのです。人の死は悲しいけれど、その死の場所にいて最後のお世話を出来るのも看護師だと思ったのです。よく看護師になる方の理由で、出産シーンを見て感動したからということが多く聞かれます。私の理由で看護師になる人は会ったことがありません。しかし、生と死は常に人間には必ずあるものです。死に対する偏見を少しでも変えていきたいと思うのです。

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