看護師

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DMAT(災害派遣医療チーム)、自衛隊ヘリで患者搬送研修

一部メディアの報道によると、3月12日榛東村(群馬県)の陸上自衛隊相馬原駐屯地で自衛隊ヘリを実際に使って医療器材や患者を搬送するDMAT(災害派遣医療チーム)の研修が行われました。

独立行政法人国立病院機構災害医療センター(東京都立川市)が行っているDMAT隊員養成研修の一環で、ヘリを使った研修は各地で年に数回行われていますが、昨年7月に厚生労働省からの依頼を受け同駐屯地を管轄する第12旅団が協力することになり、県内や大阪府など10病院の職員など43人が参加して行われました。

この日使用したヘリは、安定した飛行が特徴の大型輸送用ヘリ「CH-47」、これまでも災害時に活躍してきたヘリで、自衛隊でも所有している駐屯地は限られている機体です。首都直下型地震や東海地震で同駐屯地が広域搬送の拠点となることから、センタースタッフと自衛隊員が、機内の装備の使用方法や飛行時の音で会話できない際の合図などを参加者に説明し、医療器材や傷病者を機内に運び込む訓練の後、実際に飛行を体験しました。

DMATとは「災害急性期に活動できる機動性を持ったトレーニングを受けた医療チーム」と定義され、災害派遣医療チーム=Disaster Medical Assistance Team=の頭文字をとって略してDMAT(ディーマット)と呼ばれ、医師、看護師、業務調整員(医師・看護師以外の医療職及び事務職員)で構成され、大規模災害や多傷病者が発生した事故などの現場に、急性期(おおむね48時間以内)に活動できる機動性を持つ専門的な訓練を受けた医療チームのことを指します。

1995年に起きた阪神・淡路大震災では、初期医療体制の遅れが考えられ、平時の救急医療レベルの医療が提供されていれば救命できたと考えられる「避けられた災害死」が500名存在した可能性があったと後に報告されていて、災害医療について多くの課題が浮き彫りとなりました。

この教訓を生かし、各行政機関、消防、警察、自衛隊と連携しながら救助活動と並行し、医師が災害現場で医療を行う必要性が認識されるようになり、“一人でも多くの命を助けよう” と厚生労働省により、災害医療派遣チーム、日本DMATが平成17年4月に発足し、研修は、独立行政法人国立病院機構災害医療センターにて開始され、平成18年9月には西日本の拠点として兵庫県災害医療センターでの研修が開始されています。

また現在では、現場の医療だけでなく、災害時に多くの患者さんが運ばれる、被災地の病院機能を維持、拡充するために、病院の指揮下に入り病院の医療行為を支援する病院支援や、首都直下型、東海、東南海・南海地震など想定される大地震で多数の重症患者が発生した際に、平時の救急医療レベルを提供するため、被災地の外に搬送する、広域医療搬送など、機動性、専門性を生かした多岐にわたる医療的支援を行います。

今回の訓練で、第12旅団の荒瀬弘毅副旅団長は「東北では訓練を重ねていたため震災時に活動できた。訓練は有効だ」と話しています。このことからも、緊急時にこそ必要とされる冷静さは平時の訓練の積重ねなくしてあり得ないと思います。今後もDMATには一刻も早く、一人でも多くの命を救うための災害時医療プロ集団として弛まぬ努力をお願いしたいものです。

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