看護師

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ソニーとオリンパスが共同出資会社を設立 提携まず医療で

一部メディアの報道によると、ソニーとオリンパスは16日、外科手術用内視鏡開発の共同出資会社「ソニー・オリンパスメディカルソリューションズ株式会社」(東京都八王子市)を設立した、と発表しました。両社は、2012年9月28日に業務提携を結び、当初昨年末の新会社設立に向けての準備を進めてきましたが、海外で独占禁止法に関わる審査に時間がかかり延期していました。

新会社の資本金は5,000万円、ソニーが51%、オリンパスが49%をそれぞれ出資し、ソニーの勝本徹・業務執行役員が社長に、オリンパスの深谷孝・元外科内視鏡開発部長が副社長に就任していますが、開発や営業など実際の業務ではオリンパスに頼る格好になります。

勝本社長はソニー出身で、コニカミノルタのデジタル一眼レフカメラ部門の買収後に事業立ち上げで手腕を発揮したことから、共同出資会社のかじ取りを担うことになります。新会社設立発表の場では、モニターなどを含めた手術室をスタジオのようにシステム化する構想も披露し、得意技術をテコに医療事業の成長につなげる考えを示しています。ソニーは20年に医療分野で2000億円の売上高を計画していますが、新会社は計画達成の最大の柱になる見通しです。

一方、オリンパスは過去の証券投資の損失を計上した後に自己資本比率が大幅に低下したことでソニーとの提携を選択しましたが、医療事業が堅調に推移し財務体質が改善していることもあり、もともと収益の柱である内視鏡で独立路線を維持したいとの思惑が強く、提携は外科用に限定されたとみられています。ただ、ソニーとの協業によって外資メーカーが強い外科用内視鏡のシェア拡大に向けた足がかりを築けるとの期待があります。

新会社の本社はオリンパスの技術開発センターに近い八王子市内に置き、同社の技術開発センターの施設を使ってソニーの映像技術とオリンパスのレンズ・光学技術などの医療技術を組み合わせて、体内の3次元(3D)映像を高精細の「4K」技術で再現する最先端の外科用内視鏡などの開発を進めることになり、同時にソニーのロボット技術を活用した手術支援システムの開発も視野に入れています。

新会社が開発を進める外科用内視鏡は、開腹せず体に開けた小さな穴から入れて行う手術で使われるもので、患者の体への負担が少ないため今後市場が急速に拡大し、外科用医療機器の世界市場は2020年には3,300億円規模に到達すると予測されています。新会社ではこの内20%のマーケットシェア(市場占有率)を獲得し700億円規模の売上高を目指します。

新社長勝本氏の説明によれば、新会社のロゴマークは、ソニーの“S”とオリンパスの“O”とを合わせ、同社のイメージカラーであると共に医療分野で重要な色として多く用いられる青を基調にして、医療のシンボルとしてギリシャ神話に登場する名医「アスクレピオス」の杖を模したデザインになっています。

ただ、新会社には、エレクトロニクス事業のエンジニアと、医療機器事業のエンジニアの統合、そして両社の文化の融合という課題が待ち受けています。しかし、異なる土壌で培った能力や技術を持った数多くのエンジニア達が、同じひとつの未来を見据えて集結し強力な補完関係を持つ技術者集団として開発に臨めば、素晴らしい成果がもたらされることと思います。

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