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資生堂、毛髪再生医療研究でカナダのバイオベンチャーと技術提携

一部メディアの報道によると、資生堂(本社・東京都中央区)は毛髪再生医療の本格的な研究に取り組むため、カナダのバイオベンチャーであるレプリセルライフサイエンス(バンクーバー市)と人口21億人を擁する日本を含むアジア全域を対象とした技術提携契約について合意しました。資生堂はレプリセル社に契約金として4億円を支払い、今後、5年をめどに脱毛症や薄毛に悩む人向けに、医療と美容を融合した安全で有効な毛髪再生医療を事業化するとしています。

再生医療とは、既存の治療法では対応できない疾患に対して、人由来の組織・細胞を移植し自己再生能力により治療する方法で、患者自身の細胞を用いる「自家細胞移植」と他人の細胞を用いる「他家細胞移植」の大きく2タイプがあり、免疫拒絶などの副作用や安全性の面から現在は「自家細胞移植」が主流となっています。

今回資生堂が導入する技術は、レプリセルが10年以上の基礎研究や臨床研究を経て、安全性が認められた世界最先端の毛髪再生の特許技術「自家細胞移植技術」で、患者(脱毛や薄毛に悩む人)の頭皮を直径5ミリメートル程度切除して採取した特定の細胞を培養し脱毛部位に移植(注入)して、脱毛部位の損傷した髪を取り囲む組織(毛包)を再活性化させ、脱毛部位の健康な毛髪の成長を促すものです。

「自家細胞移植技術」は、
・植毛のように広範な頭皮の切除が必要ないため、外科施術における身体的負担を軽減することができる
・患者自身の細胞を移植するため、リアクション(移植後の拒絶反応など)のリスクが小さい
・育毛料と比べ、一度の施術で効果の持続が期待できる
・男女を問わず応用が期待できる
などが特徴として挙げられています。

脱毛症や薄毛関連の市場は、植毛やかつら、育毛サポート、育毛料(医薬品・医薬部外品)など、国内だけでも2000億円程度の市場規模があると推計され、近年では医療機関において男性ホルモン抑制効果がある経口治療薬が実用化されているほか、毛髪細胞に対する成長因子の頭皮への注入など新しい技術の開発も試みられています。ただ女性にはこの経口治療薬が適用できないという問題も抱えています。

現在、国内の再生医療の市場規模は90億円程度とされていますが、経済産業省の研究会は2050年には現在の278倍の2.5兆円の規模になると予測していて、国会でも政府の「成長戦略」のひとつである医療分野において、再生医療の発展に向けた法律の制定や医療機器の審査などを今より早めるための薬事法の改正についての審議が進められています。

資生堂では、創業当時から頭髪・毛髪研究に取り組み、近年は頭皮や毛髪について遺伝子や細胞レベルからの研究を行っていますが、この技術提携契約の合意を弾みに極めて高い成長が見込まれるこの再生医療分野への本格的な参入を目指すことになります。

髪のお悩みCMがTVに出現する回数から推測しても、如何に多くの人が脱毛・薄毛で悩んでいるのかがよく分ります。企業が独自に取り組み発展させてきた地道な研究と、新しい技術が融合して生み出される新しい手法で、脱毛・薄毛で消極的になりがちな悩める人々が「自分自身のフサフサ髪」を実感できる日は案外遠くないのかも知れません。

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